請願第16号
令和7年9月4日受理
2026年度開始とされる国の責任での小学校給食費無償化実施に当たり、国
に丁寧な制度設計と十分で豊かな予算措置を求める意見書の提出に関する請願
紹介議員 おくの 尚美
一色 風子
佐野 ひろみ
三好 さつき
村上 ひろし
よつや 薫
請願趣旨
西宮市議会におかれましては 2024年6月に「国の責任での学校給食費無償化実施
を国に求める意見書」を全会一致で採択され、国に提出していただきました。その後、今
年2月に政府は、2026年度から全国の小学校での学校給食費無償化の実施と中学校で
の早期実施を国会で答弁しました。
現在、公立の小・中学校をはじめとする義務教育諸学校の学校給食は、学校設置者であ
る自治体が実施しています。しかし例えば食材費の取り扱い一つをとってみても、全額を
無償化する自治体、今般の物価高騰に伴う食材費の高騰分を負担する自治体、そして全額
を保護者負担とする自治体など、自治体の方針によって状況は様々です。
来年度からの国の責任での学校給食費無償化に当たっては、子どもたちの心身の成長に
おいて学校給食の果たす役割の重要性を考えれば、各自治体の現在の実態や方針を尊重す
ること、全国のどの子どもにも十分な栄養価を確保することなどを国はしっかりと念頭に
おかねばなりません。そして、現在各地方自治体が実施している給食の質が低下すること
のないように留意しなければならないと考えます。
私たちは、現在の各地方自治体の実施状況の相違をふまえながらも、全国の子どもたち
に豊かで安全な給食を恒常的に提供するために、国が2026年度予算を策定するに当た
って、丁寧な制度設計を行い、十分で豊かな財政措置を行うよう求める意見書を西宮市議
会として国に提出していただくよう強く願うものです。
請願事項
国が学校給食費無償化実施のための2026年度予算を策定するに当たり、丁寧な制度
設計と十分で豊かな財政措置が行われるよう求める意見書を、西宮市議会として国に提出
すること。
請願者 西宮市末広町
西宮市の学校給食費無償化を進める会
代表 合田 幸美