決議案第4号
坂上明議長不信任決議の件
上記決議案を次のとおり西宮市議会会議規則第14条第1項の規定により提出する。
令和4年12月19日提出
提出者 西宮市議会議員 野口 あけみ
〃 一色 風子
〃 河崎 はじめ
〃 佐藤 みち子
〃 田中 あきよ
〃 まつお 正秀
〃 よつや 薫
坂上明議長不信任決議(案)
NPO法人との間での金銭授受問題について、市民の疑惑がいまだ晴れず、2022年
6月議会には疑惑解明の進展を求める陳情が出された坂上明議長だが、今度は旧統一協会
との深い関係が、11月15日、ネット配信記事で報道された。
今や、旧統一協会は多額の献金の強要や霊感商法など違法な行為を行ってきた反社会的
団体であることは明らかであり、被害者救済や宗教法人としての認可取消しが取り沙汰さ
れる事態となっている。そのような旧統一協会と自民党は、半世紀にわたって関係を続け、
結果として自民党は旧統一協会の反社会的活動を庇護してきた。
記事では坂上議員と旧統一協会の関係が3点指摘され、自身が下記のように取材に答え
ている。
@2020年2月に旧統一協会は関連団体とともに「ワールドサミット2020」などを
韓国で開催した。これは元信者によると合同結婚式で、このイベントに50〜60人の地
方議員が参加。兵庫県からは少なくとも7人が参加しておりその一人が坂上明議長である。
これに対し坂上明議長は「旧統一協会の誘いで韓国に行ったのは事実、合同結婚式があ
るとは知らなかった」旅費は「6万円くらい用意したが、『今回は結構です』と言われ先
方が払ってくれた」
A選挙支援については、「18年かその前の統一地方選で、推薦はがきを10枚か20枚、
お願いしている。選挙はそれだけだ」
B「秘書時代から懇意の方に誘われ年に2回くらいイベントに出席している。自民党の派
閥の領袖を務めた先生の秘書からで30年近く前から、その後3人の国会議員に秘書とし
て仕えた。4人の先生いずれも旧統一協会とは何らかの関係があった。旧統一協会のイベ
ントに何度も出席した。そういう関係から韓国にも誘われた」
以上のように、坂上明議員は取材に対し、旧統一協会との深い関係を認めている。政治
家として旧統一協会との深いつきあいを認め、真摯に反省するなら、議長を辞職する以外
にない。
坂上明議員が議会を代表する議長の役職をこのまま続けることは、西宮市議会の名誉を
傷つけるものである。
よって、ここに坂上明議長の辞任を勧告するとともに、不信任を決議する。
令和4年12月 日
西宮市議会