決議案第2号
夏季短縮授業期間における学校給食の改善を求める決議の件
上記決議案を次のとおり西宮市議会会議規則第14条第1項の規定により提出する。
令和2年7月9日提出
提出者 西宮市議会議員 八代 毅利
〃 一色 風子
〃 江良 健太郎
〃 大川原 成彦
〃 菅野 雅一
〃 坂上 明
〃 田中 あきよ
〃 ひぐち 光冬
夏季短縮授業期間における学校給食の改善を求める決議(案)
今春の新型コロナウイルス感染症対策にかかる臨時休業の影響により、西宮市立小・中
学校及び義務教育学校、特別支援学校では、夏季休業期間を短縮し、授業日が午前中授業
としてそれぞれ設定されている。
そして、子供たちや教職員等は夏休み返上で教育活動に取り組む一方で、この間、小学
校及び義務教育学校前期課程では、選択制の簡易給食、中学校及び義務教育学校後期課程、
特別支援学校では、給食は実施されないという方針が教育委員会より示されてきた。
その理由として、主に午前中授業であること、及び、短縮前の夏季休業期間中に予定さ
れている給食調理室の工事及び備品の入替えにより使用できないことを挙げている。しか
し、近隣では、夏休み短縮期間中も通常の給食を実施する自治体が多く、西宮市の対応は
異例であった。
我々は、小学校及び義務教育学校前期課程において、一律に給食なしとしなかったこと
は一定の評価をしているものの、当初予定されていた簡易給食ではエネルギーも栄養も学
校給食としての基準を大きく下回っており、食育の観点からも好ましくないと考える。学
校ごとの対応や、おかずの外注、家庭科室の利活用など、工夫も提案してきたところであ
る。
こうした議論を経て、7月3日開催の教育こども常任委員会では所管事務調査として本
件が議題に取り上げられ、西宮市教育委員会の報告並びに質疑が行われ、教育委員会から
は引き続き検討を重ね、改善に向け努める旨表明された。
よって、西宮市教育委員会におかれては、現環境下での工夫により、子供たちに栄養の
バランスがとれた給食を提供する改善を着実に実施する事を求めると同時に、西宮市当局
が一丸となって本件の推進に当たる様、求めるところである。
以上、決議する。
令和2年7月 日
西宮市議会