平成20年3月(第4回)定例会
平成20年3月3日 (代表質問)
今村岳司 (蒼士会)
(1)危機感の全くない行財政運営について
ア 本年度予算に見る財政運営
(ア)この2年で財政基金を取り崩してしまうような予算についてどう考えているのか。昨年の「西宮市の財政の現状V−4」では財政基金等繰入金のヨミは49.2億円となっていたが、それが悪化した理由は何か。また、「財政が好転し、明るい兆しが見えて、中核市になって飛躍する」とこれまで宣伝してきたことと、この予算案の整合性をどう考えているのか。
(イ)これからの団塊の世代の退職に伴う人件費によってさらに財政が圧迫されることが予想されている。退職金に関して思い切った人件費削減が必要だと考えるがどうか。また、給与構造改革導入によって本年度の人件費が5.26億円の増となっているが、この財政緊急時にそのような措置をとることの意味は何か。
イ 本年度が年限の行財政改善実施計画と行政経営改革
H21年度からの計画を発表するべきだと考えるがいかがか。
ウ 決算審査も事業評価も財政分析も無視した行財政運営
現在の経営には、経営意志による自律はもはや望めない。放漫な財政設計を制限するシステムの設計が必要だと考えるが、どうか。
(2)次期総合計画に関して
ア 現在の3次総の総括に関して〜「文教住宅都市」という都市目標
現在の西宮市政はほんとうに「文教住宅都市政策」といえるか。また、過去35年間以上に亘って「文教住宅都市」を目指してきたはずだが、現時点の西宮は「文教住宅都市」だといえるか。
イ いま設計中の総合計画に関して
改めて基本的な目標としては「文教住宅都市」を目指す計画になっているのか。
ウ 成長の時代・開発の時代から、環境の時代・安定の時代になりつつある時代の流れに対応した総合計画になっているのか。
(3)人口急増問題
ア 今後の人口と行政需要の予測、それに対する対応策
今後10年の行政需要の予測とそれに対応する財政その他の裏付けに関してはどう考えているのか。
イ 安定成長と持続可能な都市経営
直近には急激な人口増加を緩和する政策をとるべきだと思うがどうか。
ウ 受入困難地区に関して
(ア)「予想地区」に関しても何らかの対策が必要と考えるがどうか。
(イ)要綱を条例化するなどの規制強化対策が必要と考えるが。
(ウ)要綱が無視されるような事態が起こったときの対応はどう考えているのか。
(エ)校地拡大を明確な重点施策として打ち出す必要があると思うが。
エ 市営住宅行政に関して
(ア)当局は今後の市営住宅のあり方をどう考えているのか。
(イ)甲子園九番町・春風の市営住宅建て替え計画のコンセプトはどうなっているのか。
(4)景観行政について
ア 景観行政団体となり、「景観形成基本計画」を制定した西宮市は、どのような具体的な景観行政施策をとっていくつもりか。
イ 緑地率の規制などに関する施策は考えていないのか。
ウ 地域の環境に調和したマンション開発を進めるための施策は考えていないのか。
エ 「景観値」による、開発業者への景観の総合的保全の義務づけについてはどうお考えか。
(5)「あり方検討委員会」の答申案の概要説明を受けた市立中央病院について
ア 地方独立行政法人・非公務員型への移行にいつから着手し、どのように進めていくのか。
イ 市民が拡充を求めている救急医療に関して、どのように整備していくのか。
ウ 県立西宮病院との連携に係る協議会では、どのような協議が進められていくのか。