請願第35号 仁川町3丁目の日本生命社宅跡地の集合住宅5棟と戸建て住宅開発計画に関する請願
請願第35号
西田 いさお
岸 利之
まつお 正秀
和田 とよじ
請願第35号
平成25年9月2日受理
仁川町3丁目の日本生命社宅跡地の集合住宅5棟と戸建て住宅開発計画に関する請願
紹介議員 西 田 い さ お
岸 利 之
ま つ お 正 秀
和 田 と よ じ
請願趣旨
市議会議員各位におかれましては、市民生活環境の向上にご尽力を頂き、心より感謝いたしております。
さて、仁川3丁目に新星和不動産株式会社と株式会社アポックが共同事業者として、日生社宅跡地に4階建て集合住宅5区画5棟11,149uと戸建て住宅用地16戸2,025uの大規模な開発を計画しております。
当町内は、一般住宅はほとんどが2階建てで、日生社宅も2棟の4階建て集合住宅をのぞき他は全て2階建てのゆとりある静かな住宅街であります。
このような状況を承知の上で、現状65戸を3倍の185戸とする開発計画が提案されています。(建設面積は約2倍となります)
小中学校や高校・大学が近接する当地に、人口増と車両通行増をもたらす大規模開発に、住民は工事中・完成後の交通事故と渋滞のさらなる多発を危惧しております。
隣接住宅への通風、採光日照阻害、圧迫感、3〜4階から覗かれるプライバシー問題など生活環境に悪影響や被害をもたらす計画になっております。
さらに、保育園の不足・小中学校の過密化と校舎不足も予想されます。
そのうえ、阪神大震災時には災害時の避難場所となった空き地が存在しましたが、現在は当町内に皆無となっています。今回の大開発を機会に、災害時の避難場所に利用できる敷地の提供を要求していますが、業者は拒否しています。
開発計画の住民説明会はすでに3回開催されましたが、共同事業者の内アポックのみの出席で、住民の度重なる要請にも地権者である新星和は出席を頑強に拒否しており、顔の見えない説明会に住民は不信感を募らせています。
各種の要望に対しても「法や条例に抵触していない、事業採算を計るには設計変更は不可能」との主張を繰り返すのみです。
近隣住民は新規入居者とも地域としてコミュニケーションを図っていかねばなりません。お互いに気持ち良く受け入れ、入居出来る生活環境の構築をしなければなりません。
市長は、「誰もが住みたい、住み続けたいまち西宮」と宣言し、条例でも「市は安全でゆとりあるまち造りにつとめ、指導・勧告・命令をする。」「事業主は地震・火災・浸水対策の説明をし、協議する。」と謳っています。
開発計画は法や条例の個々の規制には違反していないことは理解しておりますが、条例の趣旨と精神を理解して事業主に真摯な姿勢で近隣住民と協議を行い、工事協定がなされるように議会としてお力添え頂きますようお願い申し上げます。
請願事項
1 開発業者は近隣住民と充分な協議を行うように、行政指導をお願い致します。
2 周辺の住環境と安全に配慮した開発事業をするようご指導をお願い致します。
3 道路状況など考慮し、通園通学などに配慮した計画をするよう、ご指導をお願い致し ます。
請願者 西宮市仁川町3丁目
日生跡地開発対策委員会
代表 千知岩 哲 郎
ほか1団体