請願第27号 慢性疲労症候群患者の支援を求める意見書の提出に関する請願
請願第27号
川村 よしと
野口 あけみ
長谷川 久美子
花岡 ゆたか
請願第27号
平成25年3月4日受理
慢性疲労症候群患者の支援を求める意見書の提出に関する請願
紹介議員 川 村 よ し と
野 口 あ け み
長 谷 川 久 美 子
花 岡 ゆ た か
請願趣旨
慢性疲労症候群は、健康に生活していた人が、ある日突然原因不明の激しい倦怠感に襲われ、それ以降強度の疲労感とともに、微熱、頭痛、関節痛、脱力感、脳機能の低下、抑うつ等の症状が長期にわたり、健全な社会生活が送れなくなるという疾患です。
米国疾病対策センターにより1988年に提唱された比較的新しい疾患概念で、今なお原因が特定されておらず、治療法も確立されていません。
日本においては、1999年、2004年の疫学調査により、慢性疲労症候群患者は30万人いると推定されています。苦痛を伴いながらも何とか仕事を続けることができる患者もいますが、寝たきりに近く通院することさえ困難な重度の患者も数多くいます。
また、生活が破綻するほど深刻な疾患でありながら、原因が解明されていないために、詐病の扱いを受けるなど、偏見や無理解に苦しんでいます。
さらに、障害認定が受けられずに、介護や就労支援等が必要にもかかわらず(福祉)制度の谷間におかれ、必要な福祉サービスを受けられない患者もいます。
慢性疲労症候群の正しい知識を広めるよう努め、医療と福祉の両面から患者の命と暮らしを支える施策を早急に整えるよう、西宮市議会より国に対して下記項目の意見書を提出して頂くよう請願します。
請願事項
1 国の慢性疲労症候群研究班において病因・病態を研究し、治療法を確立すること。
2 慢性疲労症候群の実態を医療、福祉関係者や国民に周知するとともに、全国どこでも 患者が診察及び治療が受けられる環境を整えること。
3 日常生活や社会生活上に制限があり支援の必要が認められる重症患者の実態に即した 支援制度を確立すること。
請願者 西宮市西平町
早 川 八 栄