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発言通告一覧

会議名

令和5年3月(第21回)定例会

質問日

令和5年2月27日 (代表質問)

議員名

中尾孝夫 (市民クラブ改革)

通告内容

(1) 新型コロナウイルス感染症
 ア 中央政府は新型コロナの感染症法上の位置付けを、5月8日に現在の2類相当から季節性インフルエンザと同じ5類に引き下げると発表した。
   分類の変更は3年続いたコロナ対応の転換点を迎えたことを意味する。5類に引き下げられることによって、市民生活はどう変化するのか。保健所など市役所の業務はどう変わるのか。医療体制や医療費負担、ワクチン接種などはどうなるのか聞く。
(2) 5次総後期基本計画
 ア 後期基本計画の策定作業が進行中だが、進捗状況を聞く。今年度に2回開催の学識経験者懇談会でどのような意見があったのか聞く。
   監査委員が一昨年の定期監査において、総合計画と部門別計画との整合性を指摘しているが、どう整合性を図ろうとしているのか聞く。
   マニフェストと総合計画との関係をどう考えているか聞く。
   次に、令和7年に市制施行100周年を迎えることに伴い、昨年6月に記念事業について各局へ回答を求めている。どのような提案があったのか、どの事業を採用する予定なのか聞く。今年度の準備状況、進捗状況を聞く。
   また、市制施行100周年と同年に開催される大阪・関西万博へ本市はどのような関わりをもつのか聞く。
   次に、本年に三宣言周年を迎えるが、どのような記念事業を具体的に実施するのか併せて聞く。
(3) 市長等要人のセキュリティ
 ア 安倍元首相や長崎市長が射殺される事件が起きた。
   翻って本市要人のセキュリティはどうなのか。
   石井市長は自転車で一人で登庁しているようだが、中核市の首長としては如何なものかと思う。どう考えているか聞く。
(4) 第二庁舎の運用
 ア 市役所第二庁舎は危機管理センターとして、一昨年4月5日に竣工し、災害発生時の初動対応において緊密な連携を図るべき部署を配置している。
   第二庁舎で実際に働いている職員の生の声は概ね好評だが、負の声も耳に入っている。
   第二庁舎供用開始から約2年が経過したが、これら職員の声とともに、市民サービスの向上、危機管理体制の強化、業務の効率化・継続性の確保、維持管理経費の削減が図られたのか、その運用の実績、評価を聞く。
(5) 人権教育・啓発
 ア 多岐にわたる人権課題が現存しているが、本市では同和問題を基本的人権に関わる市政の重要課題の一つとして全組織を挙げて事業、施策を実施してきた。その結果、住環境整備については周辺地域との較差は大きく改善され、更に教育条件などの整備とともに就職や進学の機会も若年層を中心に拡大するなど、住民の生活基盤は向上した。
   しかし、各種調査でも明らかになっているが、結婚問題や身元調査等の差別事象に象徴される心理面における偏見や差別意識という問題は依然として残っている。
   人権啓発・人権教育についての諸々の事業が毎年推進されているが、同和問題への関心度合はいずれの年代においても低く推移しており、現在なお根絶されていない社会的差別が存続している。心理的差別という心の中の問題にどう対処するのか、どのような処方箋をもっているのか聞く。
(6) 古墳の保存・活用
 ア 県教委は県市統合病院建設予定地から古墳時代の古墳群が出土したと発表した。古墳時代の円墳2基と方墳6基の合計8基で、この周囲からは多くの埴輪や須恵器、牛と馬の骨が出土した。
   また、先月には新たに方墳2基と堅穴建物33棟の跡が見つかり、市内初の陶質土器や近畿屈指の規模の鉄鍛冶工房が発掘された。
   県が津門大塚町遺跡として認定し、市内最大級の円墳で市内初の埋没古墳とされるこの古墳群は如何程のものなのか。その指定、保存と活用の見通しを聞く。また、県市統合病院は開院時期が早くて令和8年度上半期にずれ込むとしているが、この古墳群の出土によってスケジュール等何らかの影響があるのか併せて聞く。
(7) 北神・三田地域における新統合病院
 ア 神戸市北区にある済生会兵庫県病院と三田市民病院を再編統合する整備計画が発表されている。本市北部地域市民の多くが済生会病院を利用しているが、統合整備用地は遠隔地で本市北部地域からの交通アクセスが課題だ。
   隣接市における病院統合ではあるが、本市北部地域市民にとって影響の大きい事案であり、本市は神戸市及び三田市へ情報提供・要望を行っている。殊に昨年10月には神戸市へ本市北部地域市民に対する説明会の開催要望について情報を提供している。
   「今後も引き続き、情報の収集及び市民の意見・要望を両市に情報提供するとともに、西宮市民を対象とした住民説明会が開催される際は、市民への広報を広く行ってまいります」と昨年12月にこの本会議場で答弁しているが、どのような意見・要望があったのか、住民説明会の開催など、どう進捗しているか聞く。
(8) 都市計画道路・山口南幹線の整備
 ア 4車線の山口南幹線は470mが改良済だが、1,380mが2車線の概成のままだ。それと接続する神戸市域の有野藤原線ではほぼ4車線化の道路拡幅工事が完工している。その隣接西端の有野川に架設されている岡場大橋部分は2車線のままだが、令和4年6月28日に施行者・神戸市、施行期間・令和9年3月31日までとする道路事業としての都市計画事業の認可が県知事より告示されている。
   新年度の街路事業として「山口南幹線の道路改良工事」の記述があるが、山口南幹線の完全4車線化へ向けての整備スケジュール、事業費、県有地の取扱いなどを聞く。
(9) 衆院選の小選挙区
 ア 衆院選の小選挙区について本市では平成29年の区割りの改定で南北地域が分割された。その際当時の市長と選管委員長が市域を分割しないよう審議会長や総務大臣に要望しているが、不調に終わっている。区割りを見直す改正公職選挙法が昨年12月28日に施行されたが、今回の改定でも分割の解消に至っていない。今回どのようなアクションを起こしたのか聞く。
   行政区画や地域的な一体性も勘案した選挙区とすべきと考えるが、本市における衆院選小選挙区の区割りが南北地域で分割されていることの弊害及びその解消策について改めて聞く。
(10) 公立高校の統合
 ア 県教委は阪神地域においては、県立西宮北高校と県立西宮甲山高校の1組2校の統合を令和7年度に実施すると発表している。
   姫路市では昨年12月2日、姫路・琴丘・飾磨の市立3高校を統合して、令和8年度に姫路高校の校舎を活用して統合校を開設する方針を示している。3校はいずれも1学年6学級だが、少子化などで学級数を維持できない可能性もあるとしている。
   本市においては西宮と西宮東の市立2高校を設置しているが、少子化傾向が顕著なことから、学級数減少の可能性は疑いのないところだ。
   令和10年4月に実施される県立高校の2回目の統合は、第2学区では阪神地域で1組2校、丹有地域で2組4校が計画されている。
   これらを勘案し、本市の市立高校2校の令和5年度以降の学級見込数、そして、再編統合についての考えを聞く。
(11) 市立山東自然の家
 ア 丹波少年自然の家が本年6月をもって閉鎖されることに伴い、自然学校は本市単独保有施設である山東自然の家を殆どの小学校が利用することになる。利用する5月から11月の期間に全校の自然学校利用を受け入れるためには殆どの週が複数校受入れとなることから、宿泊室、食堂、浴室、調理設備などの整備が必要だ。令和4年度予算にそれが見当らないが、5年度の整備内容と予算を聞く。また土曜・日曜日、夏季休業などは社会教育団体や家族などが利用することになり、また自主事業も実施することから、その整備時期も聞く。
   なお、令和5年度末の丹波少年自然の家の事務組合の解散手続きに向けた協議・検討が進められている。2月6日開催の構成団体の首長会議で一定の結論を得たようなので、併せてその中身を聞く。

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