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議案名

意見書案第1号 台風の襲来に備え、土運船の漂流防止の徹底を求める意見書提出の件

本会議議決結果

議決日
令和元年7月8日
議決結果
可決

内容

意見書案第1号

台風の襲来に備え、土運船の漂流防止の徹底を求める意見書提出の件

上記意見書案を次のとおり西宮市議会会議規則第14条第1項の規定により提出する。

令和元年7月8日提出

                      提出者 西宮市議会議員 山田 ますと
                             〃    福井 浄
                             〃    河崎 はじめ
                             〃    川村 よしと
                             〃    菅野 雅一
                             〃    佐藤 みち子
                             〃    篠原 正寛
                             〃    澁谷 祐介
                             〃    田中 正剛
                             〃    松山 かつのり

台風の襲来に備え、土運船の漂流防止の徹底を求める意見書(案)

 昨年9月4日の台風21号の襲来時には、尼崎西宮芦屋港に停泊していた複数の土運船
が走錨・漂流した。阪神高速5号湾岸線の側道である県道芦屋鳴尾浜線の鳴尾橋では、土
運船が衝突し、橋げたが40センチずれた。人工島の西宮浜の東側の内防波堤では、押し
船と連結の土運船が乗り上げた。湾岸線の側道は、この事故によって全面通行止めになっ
た。橋げたを補強し、昨年12月10日から東行き一方通行としていたが、橋げたの架け
替え工事のため、今年6月17日から再び全面通行止めになっており、市民生活に大きな
悪影響を与えている。
 土運船の漂流が大きな危険をもたらすことについてはこれまでも、専門家から警鐘が鳴
らされてきた。例えば、南海トラフ巨大地震に伴う津波が押し寄せた場合、漂流した土運
船が防潮堤に衝突して破壊し、そこから大量の海水が入り込んで広範囲に浸水する危険性
が指摘されてきた。しかし、このような事態を招いたということは、これまでの指摘が全
く生かされていなかったと言わざるをえない。
 本市はこの事態を深刻に受け止め、昨年9月14日付けで港湾管理者である兵庫県に対
して、土運船への対策や指導を徹底するよう要望書を作成した。石井登志郎市長自らが県
の副知事と面談し、直接説明のうえ、提出した。
 今年も台風シーズンに入りつつある。昨年の台風21号の記憶が鮮明なこともあって、
多くの市民は今年も台風が襲来し、大きな被害を受けることを心配している。土運船の事
故により市街地が浸水し、市民生活に重大な悪影響を及ぼす危険性があることを強く懸念
している。
 国、兵庫県におかれては、下記の事項を実現することを強く求める。

                   記

 台風の襲来に備え、土運船の漂流について効果的な再発防止策を策定して早急に公表す
るとともに、再発防止を徹底すること。
 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。

令和元年7月 日

                                   西宮市議会

(提出先)
衆議院議長
参議院議長
内閣総理大臣
国土交通大臣
兵庫県知事

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