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意見書・決議の詳細情報

意見書案第18号 沖縄戦戦没者の遺骨等が混入した土砂を埋立てに使用しないことを求める意見書提出の件

番号
意見書案第18号
議決年月日
令和3年12月16日
議決結果
可決

内容

意見書案第18号

沖縄戦戦没者の遺骨等が混入した土砂を埋立てに使用しないことを求める意見
書提出の件

上記意見書案を次のとおり西宮市議会会議規則第14条第1項の規定により提出する。

令和3年12月16日提出

                  提出者 西宮市議会議員 大石 伸雄
                         〃    まつお 正秀
                         〃    大川原 成彦
                         〃    河本 圭司
                         〃    中尾 孝夫
                         〃    八木 米太朗
                         〃    八代 毅利

沖縄戦戦没者の遺骨等が混入した土砂を埋立てに使用しないことを求める意見
書(案)

 沖縄県では、太平洋戦争末期に住民を巻き込んだ悲惨な地上戦が行われ、多くの尊い命
が失われた。沖縄県糸満市摩文仁の平和祈念公園内にある平和の礎には、昨年6月時点で
沖縄戦で亡くなった24万1,593人の氏名が、国籍や軍人、民間人の区別なく刻銘さ
れている。摩文仁を中心に広がる沖縄本島の南部地域は、昭和47年(1972年)の沖
縄の本土復帰に伴い、戦跡としては我が国唯一の国定公園に指定されたが、同地域には、
沖縄戦で犠牲となった民間人や兵士の遺骨が残されており、戦後75年が経過した今でも
戦没者の遺骨収集が行われている。しかし、普天間飛行場移設に伴う辺野古沿岸部の埋立
てについて沖縄本島の南部地域の土砂が使用される可能性がいま、指摘されている。戦争
で亡くなった人々の遺骨がなお残されている場所を掘り起こし、その土砂を埋立てに使用
することは、人道上許されることではない。また、平和の礎に刻銘されている犠牲者は沖
縄県民のみでなく、戦争の犠牲は全国に及んでおり、遺骨収集は日本全体で取り組むべき
問題である。
 よって、国におかれては、下記の事項を実現することを強く要望する。
                 記
1 沖縄戦の戦没者の遺骨等が混入した土砂を埋立てに使用しないこと。
2 日本で唯一、住民を巻き込んだ苛烈な地上戦があった沖縄の事情に鑑み、戦没者の遺
骨収集の推進に関する法律に基づき、政府が主体となって戦没者の遺骨収集を実施する
こと。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。

令和3年12月 日

                                  西宮市議会
(提出先)
衆議院議長
参議院議長
内閣総理大臣
総務大臣
外務大臣
厚生労働大臣
防衛大臣
内閣府特命担当大臣(沖縄及び北方対策)

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