本文へ移動

現在位置 :トップページ意見書・決議一覧 › 意見書案第17号 世界保健機関( WHO )はじめ国連関係機関等への台湾のオブザーバー参加を実現するため、必要な措置を求める意見書提出の件

意見書・決議の詳細情報

意見書案第17号 世界保健機関( WHO )はじめ国連関係機関等への台湾のオブザーバー参加を実現するため、必要な措置を求める意見書提出の件

番号
意見書案第17号
議決年月日
令和3年12月16日
議決結果
可決

内容

意見書案第17号

世界保健機関(WHO)はじめ国連関係機関等への台湾のオブザーバー参加を
実現するため、必要な措置を求める意見書提出の件

上記意見書案を次のとおり西宮市議会会議規則第14条第1項の規定により提出する。

令和3年12月16日提出

              提出者 西宮市議会議員 山田 ますと
                     〃    福井 浄
                     〃    うえだ あつし
                     〃    大原 智
                     〃    菅野 雅一
                     〃    篠原 正寛
                     〃    澁谷 祐介
                     〃    中尾 孝夫
                     〃    野口 あけみ
                     〃    吉井 竜二

世界保健機関(WHO)はじめ国連関係機関等への台湾のオブザーバー参加を
実現するため、必要な措置を求める意見書(案)

 第72回WHO西太平洋地域委員会が、日本がホスト国となり、10月25日から29
日までの日程で兵庫県姫路市において開催された。世界保健機関(以下「WHO」とい
う)西太平洋地域委員会は、日本を含む西太平洋地域に所属するWHO加盟国(37の国
と地域)の年次総会であり、域内加盟国及び地域の代表者により構成され、域内の保健水
準の向上のための対策などについて議論される組織である。
 加盟する37の国と地域には、香港やマカオ、グアムや北マリアナ諸島などが参加して
いるが、同じく西太平洋地域に属する約2,360万人の人口を有する台湾については、
参加が実現していない。台湾には日本人24,280人(平成30年外務省発表)が滞在
し、コロナ禍前ではあるが、日本と台湾の間を往来する旅客は延べ710万人を超えてい
る。また、阪神間には、古くから多くの台湾人の方々が居住され、コロナ禍前は多くの台
湾人観光客、ビジネスマンもこの地を訪問し、新型コロナウイルスが沈静化すれば再び多
くの台湾人の方々の訪問が期待される。台湾は、航路、金融、観光、産業、貿易などのハ
ブであり、台湾を離着陸又は経由する旅客は6,900万人近く存在することを踏まえれ
ば、WHOを始めとする国際機関に台湾が参加できないことは、地理的空白の発生を許す
こととなり、日本や台湾だけでなく全世界の人々の健康を脅かしかねない。全国日台友好
議員協議会加盟の各都市議会においても、これまで台湾のWHO及び国際民間航空機関へ
のオブザーバー参加を支持すること等を求める意見書を可決し、参議院においてもWHO
の台湾への対応に関する決議を可決しているが、いまだ台湾のWHOへのオブザーバー参
加は実現していない。
 よって、国におかれては、WHOはじめ国連関係機関等への台湾のオブザーバー参加を
実現し、人類福祉の向上に資するため、日本国として必要な措置を講じるよう要望する。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。

令和3年12月 日
                                  西宮市議会
(提出先)
衆議院議長
参議院議長
内閣総理大臣
内閣官房長官
外務大臣
厚生労働大臣

Copyright(c) 2018- 西宮市議会 Nishinomiya City Assembly. All Rights Reserved.